Windows Vistaについて

Windows Vistaはマイクロソフトが総力をあげて開発したOSでしたが、売られた期間はそれほど長い物ではありませんでした。
Vistaの前に発売されていたwindows XPは、2001年から2007年まで発売され、今でもネットブックと呼ばれるミニノートには搭載されているOSです。

Windows Vistaの大きな特徴は、62ビット版と32ビット版が発売されたことと、エディション言われるVista自体がシリーズで販売されたことです。
マイクロソフトでも、一般向けOSとサーバー向けOSは分けて販売していましたが、一般向けOSでシリーズ化したのは、Vistaが初めてです。

エディションは、Home Basic、Home Premium、Enterprise、 Business、Ultimateの5つが発売されました。
Vistaの大きな特徴である、Windows Aeroは、Home Premiumから使用出来ます。

Windows Aeroは、グラフィックボードをパソコンに搭載することで、DirectXを用いて処理し、今までにない3Dを実現できる機能が付きました。
但し、高性能なCPUと2G以上のメモリーを必要とし、高価なグラフィック専用のボードを搭載しないと滑らかな動きは望めません。

新機能として、Aeroの他に、シェルと呼ばれる機能があり、タスクバーの内容がサムネイルで表示出来、ファイルの中身を表示出来たり、アイコンの大きさを自由に変更できる機能もあります。
音声認識機能も向上し、音声での文字入力や、音声でのパソコン操作も可能になっています。

特にこれらの機能とともに大きく変わったのはマルチメディア機能で、映像や音楽の再生をリモコンで操作が可能となりました。
これらの特徴を持ちながら、2年間と言う短い期間で、後継OSのWindows7に変わったのは、OS自体が重すぎたため、OSの性能を100%発揮するには、ハードウェアーにそれなりの投資が必要だったからです。