クリック証券、外為どっとコム・・・巷にはFXの広告が溢れている。しかし、実際にオンラインFXに挑戦してみた人はどのくらいいるのだろうか?これだけの会社数があるのだから、相当いるのだろうが、私の周りにはあまりいない。

私は自分でいくつかの口座を開設してみたし、色々なサイトでサービスの比較検討もしてみた。各社それぞれ、他社と差をつけようとしてはいるのだろうか、どうもどんぐりの背比べというか、あまり代わり映えのするものではない。そしてどのサービスにもついていえる事だが、相当めんどくさい。
やれスワップだ、スプレッドだ、ロスカットだと、見知らぬ言葉が並ぶ。でもちゃんと設定しないと、損をしてしまいそうで怖い。FXとは、あまり知識がない場合この辺りで怖気づいてしまう人がほとんどではないだろうか。
そこで海外のFXソフトに目を向けてみた。海外も日本に負けず劣らず、すごい数の会社がある。その中で、ゲームのようなFXを発見した。etoroという名の、キプロスを拠点とする会社。キプロス・・・とてつもなく遠いというイメージだが、ソフトやサイトは日本語化してあった。英語版の翻訳だろうが、機械翻訳ではなく、ちゃんとしたスムーズな日本語で、戸惑いはない。
ソフトをインストールして、まずはデモ取引。バージョンが2つあって、ビジュアルモードを選ぶ。なんとひとつは、競馬レースかオリンピックの100m競争のような画面。各国の代表が、その国の通貨の動きに合わせて走る。なんともコミカル。通貨もそんなに多くはない。メジャーなところを選んで、倍率を選択して、取引開始。
お相撲さんが、星条旗の服を着たリンカーンのようなおじさんを抜いてゆく。右下に大きな数字で、今の僕の儲けが刻々と表示される。お相撲さんがかなり距離を置いたところで、取引終了ボタンを押す。やった、$7の儲け。
$7じゃ儲けたことにはならないかもしれないが、ボタン操作2つ3つでできてしまった。これは簡単。
まじめで硬いイメージのあるFXだけに、こんな冗談みたいなソフトでいいんだろうかと思うが、大丈夫らしい。
口座への入金にはクレジットカードやPaypalが使える。口座のお金を引き出すには、身分証明書のコピーとかが要るようだ。クレジットカード経由で出金されたり(返金、という形になるのだろうか)、Paypalに送金してくれたりもするようだ。海外の会社だから、小切手も一般的なんだろう。これは日本の銀行で換金すると高い手数料を取られるからやめた方がよさそうだ。
このetoroなら、構えなくても取引しながらFXにチャレンジできそうだ。