癌について – 早期発見と予防のためにできること

日本人の死因の第一位は癌で、昭和56年以降死因の第一位を占めています。
平成21年の癌による死因を年代別にみると、5歳から14歳、30歳から男性は60歳、女性は50歳までは癌による死因が多くを占めています。

死亡原因となった癌の第一位は、男性では肺となっています。
喫煙やストレスなど、家庭の大黒柱として日々働いている男性特有の理由が肺がんを引き起こしているとも考えられています。

次に、女性で死亡原因となった癌の第一位は大腸です。
食生活の欧米化、遺伝などの要因が大腸がんを引き起こすと考えられています。

癌はだいぶ進行するまで体に変化が出ないことで知られています。
気がついたときは手遅れだったという事例は多く、定期的に健康診断を受けることで予防するしかありません。

特に遺伝する可能性がある人であれば尚更、健康診断を受ける必要があります。
ただし、乳がんは癌の中で唯一予防できる癌としても知られています。

乳がんは女性に圧倒的に多いですが、男性でも発症します。
乳房をさわってしこりがあるかどうかで判断出来ますので、お風呂に入ったときに習慣として確認すれば早期発見も可能です。

また、子宮頸がんはワクチン接種で予防が出来る癌で、一般の医療機関でワクチンを接種出来るようになりました。
現在の医療では癌に対する有効な治療薬はまだ開発されていません。

先進医療などは多額の費用がかかってしまうのが現状ですので、予防することで防ぐしかありません。
健康診断やワクチン接種などを有効に利用して予防を心がけましょう。