日本語で書くにしろ、英語などの外国語で書くにしろ、論文を一通り書き終えてから投稿するまでの作業次第で、学術雑誌掲載の可能性が格段に変わってきます。英語の文法で注意したい点については、前回の「論文を書き上げた後にチェックしたいこと」をご参照いただくとして、ここでは、「最後の一押し」となる最終作業の過程と注意点を確認したいと思います。
1. 学術雑誌を選ぶ
一通り自分で納得のできる原稿を書き終えたら、どの学術雑誌に投稿するか決めます。学術雑誌によっては、特別号や記念号の発行のため、ある一定期間の間、 特定のトピックに関する研究論文のみを募集することがあります。このように状況が逐一変わることがあるので、論文を書き始める前にすでに投稿先を決めてい ても、再度確認しましょう。
2. フォーマットの変更を含む最終校正をする
投稿先を決めたら、その学術雑誌の規程に沿うよう、全体の構成やフォーマットを直します。その際もう一度、冠詞や接続詞など日本人がおかしやすい英語のミス、数字や計算や計量の標記のミス、概要とのずれがないかなど、自分でできる限りの最終チェックも忘れずにしましょう。英文校閲