手足口病の特徴と症状

子供がかかりやすい病気の一つに「手足口病」があります。これは、手のひら・足の裏・口内に水泡が出来ることから由来しています。乳幼児に発症することは一般的で、通常は保育所や幼稚園で夏に流行することでも知られている病気なのです。感染経路としては、粘液等からの直接感染若しくは感染者の糞便から感染します。

名前から混乱する人もいるようなので言っておきますが、2010年6月現在で、宮崎県で発生した家畜伝染病の口蹄疫とは全くの別物であります。口蹄疫は人が発症する病気ではなく、牛など家畜の病気です。

手足口病の主な症状として、発熱・口唇周囲の紅潮・手のひらや足の裏に水ぶくれやただれが挙げられます。これらの症状が全部出るというわけでもありませんので、注意してください。

この病気自体には、特別な治療法が無いため、発熱やそれぞれの痛みなどの症状は薬によって和らげることが出来ます。医師によっては、症状が重症でない限り、薬を処方しないこともあります。特に欧米では、余程でない限り薬を処方しない事が多いようです。その他、治療として一番大事なのが、自宅で安静にしていることです。

また、発熱時は医師の指示に従った対処をしてください。欧米では水やぬるま湯に入浴させることによって解熱効果に役立っているようですが、日本でも同じ事を医師が勧めているとは限らないためで、また逆効果を生み出す可能性もあるからです。

最近では、1997年の7月~9月にかけて流行し、大阪市内で乳幼児が死亡した例があります。