妊娠中期とは、つわりが治まり、赤ちゃんの状態が安定期に入る頃と言われています。つわりが治まったことで食欲がわいてくる時期でもありますので、食べ過ぎないように注意する必要があります。
お腹の子供や出産の為にも、栄養バランスやカロリーをしっかりと考えた、規則正しい食事を摂るように心がける時期でもあります。
安定期に入ったとはいえ、油断は禁物です。お腹が大きくなっていることで腰の負担が大きくなりますので、足腰の疲れを取るためのリラックス時間をとるようにします。
服装は腹部にゆとりのあるものを選ぶようにし、履物もヒールの高いものは避けるようにします。大きなお腹で安定が悪いうえに足腰の疲労が伴い、転倒する危険性が高いからです。
お腹の中で胎児が動く胎動にも注意する必要があります。この時期から赤ちゃんが動くのが感じられるようになります。最初は、腸の中でガスが動いているような、プクプクっとした感覚です。妊娠が進むにつれて、ぐにょんと動くようになります。
胎動がいつもと違うと感じた場合、医師に相談する必要があります。流産や早産の兆しとして下腹痛があげられていますので、症状がある場合は必ず医師に相談しましょう。
腹部に圧迫感や硬くなるような感じが頻繁にあるのも流産や早産の前触れの一つとされています。このような症状の時も早期に医師に相談するようにします。
安定期とはいえ油断せずに、定期的な検診は必ず受けましょう。
妊娠中期は、妊婦を対象にしたスイミングや、ウォーキングなどの軽い運動を始めることができる時期でもありますので、身体を動かしてリフレッシュしましょう。